2010年7月22日木曜日

リピーターになるために

 世界社会学会議ヨーテボリ大会も無事閉幕しましたが、世界社会学会議との関わり方には大別して幾つかのパタンがあります。

・「食わず嫌い」(国内学会のみに参加する方。アメリカ社会学会会員の場合にもこういう方が多いです)
・「一見(いちげん)さん」(一回だけ報告・参加して終わりになる方)
・「リピーター」(常連になる方)
 今回参加された方には、是非リピーターになっていただきたいと思います。

 「リピーター」になると、知り合いができ、ディナーに誘われたり、session の organizer = chair を頼まれたり、共同研究に誘われたり、寄稿を頼まれたり、別の会議に招待されたり、research committee の board member に選ばれたり、……と研究の世界がどんどん広がっていきます。各 research committee の business meeting にも是非出席するべきです。
 国際的視野から自分の研究の強みや特徴、弱点などを検討し、位置づけ直してみることは、とてもいいことです。日本人研究者としては、自明に思っていたことが、国際的には新鮮に受け止められるというようなこともあります。
 英語の壁、日本人の名前が覚えてもらえにくい、などハンデは少なくありませんが、世界社会学会議のような大きな国際会議には独得の高揚感と刺激があります。
 ヨーテボリ大会を機に、そして横浜大会を機に、1人でも多くの日本社会学会会員が、世界社会学会議のリピーターになり、各 research committee で活躍されることを期待してやみません。(は)

0 件のコメント:

コメントを投稿