2010年7月18日日曜日

いろいろな研究者と絶えず話をすることの重要性

 閉会式も終わり、今は今大会の余韻を楽しんでいるところです。
 さて、はじめて国際会議に出てから40年以上が経ってしまいましたが、先輩に教えられたことの重要性を今でも噛みしめることがよくあります。今大会もそうでした。
 それはなんでも良いから、研究者をつかまえて話をすることが国際会議で最も重要なことの一つだということです。
 たとえば朝食事をする時、一人で食べないで必ず他の参加者と話をしながら食べることが大切だと思います。相手が、タイの研究者だったら、タイの大学事情が聴けますし、他の研究分野の情報も得られますし、友達になってその後長く交流が続くこともあります。
 研究部会でも勇気を出して質問すると、国際会議が一層身近なものになります。英語がそれほど上手でなくても、研究者ですから真剣に聞いてくれます。そうして部会に溶け込めば、自分の報告の時にも必ず他の参加者が質問してくれるようになります。そうすれば、国際会議に出席して収穫があったと言えるようになるでしょう。なにも質問が出なければ、それこそ出席は、かなり意味がなくなってしまうでしょう。
 休憩時間でも、室内や廊下で他の国の参加者と気軽に会話するフットワークがあったほうが良いでしょうね。先輩はそれを「廊下トンビ」といって推奨してくれました。
 今回日本から200人を超える参加者があったということですが、とりわけ若い参加者が「廊下トンビ」になって、徐々にコミュニティの一員であるという意識を獲得して、それぞれの専門部会で活躍することを望んでやみません。(sy)

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