tracing system で確認したら、コペンハーゲン空港からオスロ空港に運ばれていた。最終的には翌日の夕方にホテルに届いたが、成田では正しく、コペンハーゲン空港経由でヨーテボリ空港着のタグが付けられていたことが確認できた。乗り換えの空港で、誤送が起きたのだ。
教訓1:スカンジナビア航空のような会社の場合には1割近い確率で機内預け荷物の誤送が起きており、荷物の到着が翌日夕方になるという事態が生じることもあらかじめ旅程の中に織り込んでおくべきだろう。研究報告の資料だとか、本当に大事なものは、機内預け荷物に入れるべきではない。着替えなども1日分ぐらいは、用心のために手持ちすべきだろう。
教訓2: baggage claim ではホテルに届けると言われるが、空港止めにして自分で取りに行くようにした方がてっとり早い。今回、tracing system で確認すると、私のトランクは、9時05分着のフライトで、ヨーテボリ空港に届いていたが、15時から19時の間にホテルに届けるという連絡がホテルに入って、実際にホテルに着いたのは 18時20分だった(人口50万人程度の街なのだが。空港止めにしていたら、10時前には受け取れただろう)。日本の宅配便のようなサービスのレベルを期待してはいけないのだ。
教訓3 : 現在はどの航空会社も、ネット上に、遅延荷物の tracing system のページがあり、baggage claim でもらった追跡番号で、自分の荷物が今どこにあるのか、見つかったか否かなどをチェックできる(今回も スカンジナビア航空からはホテルに10日の12時40分に15時以降届けるという連絡が入っただけだった)。10日早朝の段階で、オスロ空港で見つかったことをネット上で確認できたので安心できたが、自分で、tracing system を活用するしかない(ホテルのゲスト・サービスもそこまではやってくれない)。
どの航空会社も、航空機不況の中で合理化を迫られているから、今後ますますこうした機内預け荷物が届かないという事態は頻発するだろう(とくに乗り換え便の場合)。結局、できるだけ自衛するしか方法はないようだ。1度こういう目にあうと、機内預け荷物を空港のターンテーブルで見つけてはホッとするという思いを繰り返すことになりそうだ。
ともかくスカンジナビア航空のような会社の場合には1割近い確率で日々誤送が起きており、それに関する特別なサービスは何もないのだ。航空会社にとっては日常的なトラブルの一つなのだ。(は)
帰国後、旅行保険に問い合わせてみましたが、次のように、衣類購入費などへの補償しかできないということでした。(は)
返信削除・航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約より
第3条(寄託手荷物遅延等費用の範囲)
被保険者が搭乗する航空機が予定していた目的地に到着してから96時間
以内に被保険者予定していた目的地において負担した、次の①から③まで
に掲げるものをいいます。ただし、その寄託手荷物が被保険者のもとに到着
した時以降に購入または貸与を受けたことによる費用を除きます。
①衣類購入費
②生活必需品購入費
③身の回り品購入費